今回紹介する曲はBlunted – Freedomという曲でございます。
この曲はKniteforceというハピコアレーベルから1998年にリリースされたアナログのA面に収録されている曲でございます。
「A面だったら普通に主力曲じゃん」と思われる方もおられると思います。
実際、聴いてみるとハピコア全盛期時代にリリースされただけあって、とびきりハッピーでご機嫌な曲調で大変楽しめる感じになっています。
Blunted - Freedom
いやあ、いい曲ですねえ！流石はA面収録曲だけあって安心して使える優等生トラックですね。
しかし、この曲、その優等生っぷりが仇になるような曲とカップリングしてリリースされてしまったのです……。
曲に限らず、社会全般に言えることかもしれませんが「満遍なくそれなりの評価を得る」よりも、「一部の人には全く評価されずとも、それ以外の人たちから絶大な評価を得る」 ほうが往々にして得する事が多いと思われます。そんな問題児的な曲が、B面に収録されたBlunted - Fantasyでございます。
Blunted - Fantasy
そうです。あの曲です。人気RPG、ファイナルファンタジーの曲を大胆にサンプリングしております。
これがウケない訳がない。日本のアニメ、ゲーム系をネタにしたハードコアは当時からスピフリ先生などが作っていたみたいですが、やはりまだまだ新鮮だったのでしょうか。この曲は瞬く間に話題となって瞬く間に売れていき瞬く間にヘビープレイされていきました。
アンセム化したアナログというのはよくプレミア値段がついてしまったりしますが、そういう場合はレーベル側としても売れるのなら売りたい、という事で再生産（リプレス）してもう一度売り出すということをやるのです。このアナログも例外なくリプレスされる形となりました。
Blunted - Fantasy のみが収録された片面プレスバージョンとして……
あんまりだ！あんまりすぎる！
そりゃあ、どちらの需要が多いかと問われれば間違いなくFantasyの方が需要があるのでしょうが、だからって切り捨てなくても……。
そんなあまりにも悲しすぎるA面曲、 Blunted - Freedomですが、仮にもA面を任されていた曲なのでクオリティ的には全然アリだと思います。リリース自体がかなり昔の作品なので、新たにこの曲をアナログで手に入れるのは少々難しいですが、imo downloadにて192kbpsながらデジタル音源となって購入することが可能です。
ハピコア好きな貴方！この曲の真の魅力を他の方達に伝えるのは貴方かもしれませんよ？
Blunted - Freedom
もちろんFantasyも購入できますよ！
Blunted - Fantasy
